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患者様の大切な歯を残すことを第一に考えます

当院のインプラント治療のページをご覧いただきまして、誠にありがとうございます。
インプラント治療をご希望の患者様の中には、まだ抜歯には至っていないけれど他院で抜歯を宣告されてインプラントを検討している方もおられるかと思います。

インプラント治療は歯を失った際の治療の選択肢として非常に優れていますが、やはりご自身の天然の歯に勝るものはありません。当院では患者様ご自身の天然の歯をなるべく残すことを第一に、インプラント治療はどうしても歯を残すことができなかった際の治療として考えております。他院で抜歯を宣告された患者様でも、歯を抜かずに保存できる可能性は残っています。インプラントを検討しているけれど、できれば抜歯を回避したいという患者様は、ぜひ当院までお問い合わせください。

セカンドオピニオン

なぜインプラントが必要なのか?

残念ながら、歯の保存が不可能(例:歯根破折、重度のの虫歯や重度の歯周病など)な場合もございます。
歯を失った機能を回復するためにインプラントが有効というデータはたくさん存在しますが、結論を申し上げますと、ケースバイケースです。周りの方には、歯がなくても全然ご飯が食べられる、入れ歯でなんでも美味しく食べられると仰っている方はいらっしゃるんじゃないでしょうか。

私がインプラントが大変有効だと考えているのは、残存している自分の歯を守ってくれる柱、盾になってくれるからです。
歯を失う原因の要素として力(ちから)の要素があります。歯に強い力を持続的にかける(例えば、歯軋り、食いしばり)と歯は負担を受け、トラブルに見舞われます。
歯を失うと、残りの歯でその力を負担し、負担はより増大します。インプラントはその力の盾となってくれるわけです。
ご自身の残っている歯を力から守ってあげるためにインプラントが必要なのです。

インプラントとは

インプラントとは、チタン製の人工歯根を顎の骨に埋め込むことで顎の骨との強固な固定を得ることで、天然の歯と同じようにしっかりと噛める人工歯を装着する治療方法です。

一般的にインプラントを埋めるというと、図のような歯がついた状態のネジを埋めることをイメージされるかもしれません。
インプラントはインプラント体と上部構造(人工歯)、それらを接続するパーツ(アバットメント)で構成されています。
インプラントを埋めるとはインプラント体を埋めるということであり、インプラント処置をした日に最終の人工歯まで作れるわけではありません。

そして、インプラントの寿命とはインプラント体の寿命のことであり、その寿命が2〜30年であるというデータが出ています。

その上に装着している上部構造(人工歯)は天然の歯に被せている被せ物などと同じですので、大なり小なり、もっと短いスパンでトラブルが起こることがあります。

当院のインプラント治療の特徴

インプラントの経験豊富な歯科医師が治療を行います

インプラント治療は外科手術を伴い、顎の骨の状態や血管・神経の位置、周囲の歯との噛み合わせや術後のインプラント周囲炎へのケアなど、高度な知識や技術を必要とする治療です。そのためインプラント治療は担当する歯科医師の知識や技術により、治療結果が大きく変わります。

現在の日本にはインプラントの専門的な免許はなく、歯科医師免許を持っていれば誰でもインプラント治療を行えます。そのためインプラント治療によるトラブルや、過去には医療事故が起きたこともあります。
当院でインプラント治療を行うのは、インプラントについて専門的に学び豊富な経験を持つ藤尾院長ですので、安心して治療を受けていただけます。

院長紹介

インプラントをより長持ちさせるための取り組み

当院ではインプラントを長持ちさせることを、治療における最重要と言っても良い課題だと考えております。

インプラントは自費治療のため、安くはない費用がかかります。また外科手術を伴うため治療にかかる期間も長く、多くの方は『一大決心』してインプラント治療を受けることを決められているのだと思います。

そんなインプラントが治療後に長持ちせずに、数年でダメになってしまったというのでは患者様の落胆も大きいでしょう。

当院ではインプラントがより長持ちし、ずっと患者様に笑顔でお食事を楽しんでいただけるような治療を心がけており、そのためのさまざまな工夫を凝らしております。

インプラントを長持ちさせるための
当院の取り組み

骨や歯肉の問題があってもインプラント治療を行えます

インプラント治療において、埋入箇所周辺の骨や歯肉(軟組織)の状態は非常に重要です。
インプラント治療は、顎の骨に人工歯根(インプラント体)を埋入し、人工歯根と顎の骨がオッセオインテグレーションと呼ばれる特殊な結合をすることで安定を得る治療法です。人工歯根が安定することで、その上に人工歯を装着し、患者様ご自身の天然の歯とほとんど変わりないような機能を再現します。そのため骨の十分な量が確保できなければ、インプラント治療を行えません。

またインプラント周辺の歯肉の状態は、インプラント治療の予後の安定、つまりインプラントを長持ちさせるために非常に重要です。歯周病や加齢などさまざまな理由で、歯茎が柔らかくブヨブヨとした状態になってしまうと、歯磨きの際に痛みが生じたり歯茎と歯の間に隙間(歯周ポケット)が出来てしまうため、歯垢が溜まりやすくなります。結果としてインプラント周囲炎に罹患しやすくなってしまい、インプラントが長持ちしにくくなります。
当院では骨や歯肉に問題を抱えた患者様のための、骨造成・軟組織造成を行なっております。骨と歯肉を再生する骨造成・軟組織造成は非常に難易度が高く、治療を行えない医院も多いのが実情ですが、当院ではこれらをインプラント治療において必須の手技であると捉え、万全の治療体制を整えております。

骨造成・軟組織造成

インプラントオーバーデンチャーなど複合的な治療も可能です

インプラントオーバーデンチャーとは、入れ歯を固定する際の固定源として、歯茎への吸着や天然歯を支えにするのではなく、顎骨に埋入したインプラントを固定源にすることで、しっかりと入れ歯を固定し入れ歯を保持する治療法です。

通常のインプラントによる治療と比較してインプラントを埋入する本数が少ないため、体への侵襲が少なく、上部構造の入れ歯は患者様ご自身で取り外しが可能なため装置をお手入れしやすくお口の衛生環境も守りやすいという特徴があります。

当院の院長はインプラント・入れ歯のスペシャリストですので、インプラントオーバーデンチャーをはじめとした、インプラントを併用した複合的な治療にも対応することが可能です。

インプラントオーバーデンチャー

インプラントに対する当院の考え方

私は勤務医の頃から開業して現在に至るまで、数多くのインプラント治療に携わってまいりました。たくさんのインプラント治療を行ってきたからこそ、インプラント治療の良い部分、悪い部分、どちらもよく理解しているつもりです。

インプラント治療は失った歯を補うための治療として非常に優れていますが、どのような症例であっても常にインプラント治療が最適な選択肢になるわけではありません。

患者様一人ひとりに問診と検査を丁寧に行い、それによって導き出した最適な治療を行なっております。

そのためインプラント希望でご来院くださった患者様にも、インプラント以外の選択肢をご提案する場合もございます。患者様にきちんとそれぞれの治療のリスクやデメリットを理解していただいた上で、他の治療よりもインプラントの方がメリットがある場合や・インプラントで治療する必然性があるという場合に、インプラント治療をおすすめしています。

状況に応じた適切な治療こそが最も重要だと考えています

インプラントは患者様の歯列を支える大切な柱の役割を果たすことができますが、だからと言ってインプラントは一生物ではありません。インプラントの寿命はおよそ30年と言われています。
例えば現在40代の方がインプラント治療をすれば、おそらく一生涯そのインプラントを使い続けることは難しいでしょう。すでにある程度のご年齢の患者様にとっては一生物になり得ることもありますが、まだお若い方がインプラント治療を行う場合は、長年使っている間にトラブルが起きる可能性も加味する必要があります。

当院ではこのようなインプラントの寿命のことまで考えて、患者様にインプラント治療を行うべきかどうか判断しています。抜歯に至る前の歯を5年でも10年でも長く持たせられれば、その分だけインプラント治療を開始するのも遅くなり、インプラントが寿命を迎えるのもより患者様がご高齢になってからになります。もしかすると、一生涯インプラントを使い続けることができるかもしれません。

上記は一例ですが、患者様のご希望をしっかりと伺うのはもちろんのこと、患者様が潜在的に抱えている歯のリスクや患者様の生活、治療に至った背景など、さまざまなことを考えて長い目で見た治療を行うことが大切だと考えています。

再治療を繰り返す患者様は少なくありません。
問題には必ず原因があります。
「なぜ歯が悪くなってしまったのか?」
一緒に考えてみませんか?