親知らずの抜歯

  • Top
  • 親知らずの抜歯
歯科コラム 2024.5.13

親知らずを抜くべきか、もしくは抜くのは大変と聞くし、痛そうだし、できるなら置いておきたいなと悩んでいらっしゃる方は多いのではないでしょうか。

手前の歯に悪影響を与える親知らずは、問題になる前に抜いた方が良いと考えています。

生え方が悪くない親知らずで、手前の歯にも影響を及ぼさないのであればそのままでも良いと思います。ここの判断は歯科医師の判断になるかと思います。

今回、早めに抜いておけば、手前の歯の処置が必要でなかったのではないかと思われるケースをご紹介します。

症例

患者さんは以前より、定期検診で通院しておりました。

2013年の段階では、手前の歯には虫歯はできておりませんでした。しかしながら、清掃しにくく、定期検診でのクリーニングでも器具が届かず、このままでは手前の歯に問題が出ると予測されました。

患者様にその状況をお伝えしたところ、今虫歯じゃないなら様子を見ますとおっしゃり、親知らずの抜歯を希望されませんでした。

しばらく定期検診を続けていましたが、2018年にレントゲンを撮ったところ、虫歯ができてしまっていました。

手前の歯の側面は神経にも近接しており、小さな虫歯でも、簡単に神経に到達してしまいます。

完全に虫歯を取り切る治療や神経治療をするためには、親知らずは抜歯しなければなりません。

結果論ではありますが、2つの歯の処置をしなければならなくなってしまったわけです。

患者さんは少し後悔されていましたが、親知らずの抜歯はやはり不安があったのだと思います。

でもそれは仕方がないと思います。

早めに抜歯しておくことに越したことはありませんが、仮に手前の歯に問題が生じたとしても、治療をすることは可能です。

当院では、親知らずの抜歯も行っておりますし、根管治療や、修復治療の結果を長持ちさせるように取り組んでいますので、どうぞご安心ください。

症例詳細

J・M様
主訴右下の奥歯が痛い
年齢50歳
治療内容親知らずの抜歯 親知らずの手前の歯の根管治療と修復治療
期間約3ヶ月
費用親知らずの抜歯、根管治療:保険適応
修復治療:セラミック治療(¥140,000)
治療のメリット必然的に大きい修復になるため、長持ちすることを優先して治療を行っている
治療、治療後の
リスク
神経や多くの歯質を失ったことによる歯根破折

監修者情報

歯科医師:藤尾隆史

院長:藤尾隆史

  • 2003:私立高槻高校卒業
  • 2010:大阪大学歯学部卒業
  • 2015:大阪大学大学院歯学研究科顎口腔機能再建学講座 有床義歯補綴
  • 2016~2024:山本歯科クリニック 入職 
  • 2017~2024:大森歯科医院 非常勤勤務
  • 2024:藤尾歯科・矯正歯科医院を開業