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院長藤尾 隆史

Takashi Fujio

ごあいさつ

はじめまして、藤尾歯科・矯正歯科医院の院長の藤尾 隆史(ふじお たかし)です。この度、大阪府三島郡、島本駅前にて当院を開業させていただきました。

当院では、根本的解決型医療と銘打って、一人ひとりの患者様の歯の問題を「なぜ歯が悪くなってしまったのか?」という根本から考え、歯が悪くなってしまった原因に対してアプローチしすることで、再治療を繰り返すことがないように患者様の歯の問題の根本解決を目指しています。

現在の日本の歯科医療は対症療法のような側面が強く、何度治療しても治らない、治療しているはずなのにどんどん歯が悪くなっていくと悩みを抱えた患者様を、これまで数多く診てまいりました。患者様の歯の問題を根本解決するために、問題の原因を追求し適切な治療を行い、患者様と一緒に一歩ずつ前進していけるような医院作りを行なっています。

当院の治療は、これまで歯科治療にポジティブな印象を持てなかった、どこの歯医者でも結局治せないだろうと感じている方にとって、きっと人生を変えるほどの価値があると確信しています。私がなぜこのような理念を持って当院を開業したのか、自己紹介も交えて知っていただき、共感いただけた方にはぜひご来院いただければと思っております。少し長くなりますが、ぜひ最後までご覧ください。

経歴

2003年 私立高槻高校卒業
2010年 大阪大学歯学部卒業
2015年 大阪大学大学院歯学研究科顎口腔機能再建学講座 有床義歯補綴学・高齢者 歯科学分野 博士課程 修了
2016〜2024年 山本歯科クリニック 入職 
副院長就任
2017〜2024年 大森歯科医院 非常勤勤務
2024年 藤尾歯科・矯正歯科医院を開業

生い立ち

私の生まれは西宮で、当院の開業した島本町からも程近い枚方市で、当時美術の先生をしていた親の元で、工作やお絵描きを楽しみながら育ちました。学生時代には小中高とずっと野球をしておりスポーツに励みましたが、相変わらず手を動かすことも大好きで、親の美術やデザインの仕事もとても尊敬していました。

大学への進路選択の時期が近づいてきた頃には医学部への進学を考えるようになりましたが、同時に親の影響でデザイン関係の仕事にも興味があり、特に自分のデザインや設計と顧客の生活が密接に関わる建築士の仕事に憧れを持ちました。親の勧めもあって医学部への進学に気持ちが傾いていましたが、それでも『工作のように手を動かす仕事』『何かを設計する仕事』をしたいという気持ちは変わらず、それなら医学部と同じ医療分野で、入れ歯や被せ物の設計を行える歯科医師になろうと思い立ち、大阪大学歯学部への進学を決めました。

歯科大学入学後は義歯(入れ歯)を専攻しました

大阪大学歯学部への入学後は日々の勉強や課題に追われながらも、学内の部活動で大好きな野球にも打ち込み、充実した日々を過ごしました。
私は入れ歯治療を得意としているのですが、入れ歯には歯学部在学当時から興味を持っていました。歯学部での最後の1年間は臨床実習といって、附属病院内のさまざまな科を回って実習を行います。私も臨床実習では歯周病科や矯正科、クラウンブリッジ科とさまざまな科での実習を経験しましたが、もの作り感があるクラウン、補綴系の実習が楽しかったと記憶しています。特に、実際に患者様の入れ歯を作らせてもらった際には、学生ながらに『歯科医師としてのやりがい』を強く感じました。

この経験が決め手となって補綴に対してとても興味を持つようになり、臨床実習が終わり大学を卒業した後に、同大学附属病院の第二補綴科という義歯・入れ歯専門の科で1年間研修医として勤務しました。その後は大阪大学歯学部附属病院の咀嚼補綴科(義歯科)に在籍し、日中は患者様の治療を行い、夜は大学院で基礎研究を行うといった、大学院生活を送るようになりました。
大学院在籍中には、大学時代に実習で入れ歯を作らせていただいた患者様を引き続き診させていただいたりと、患者様と長くお付き合いを続けられることの素晴らしさを実感し、将来私自身が開業する際には患者様と長くお付き合いができるような、通いやすい地域に根ざした歯科医院を作っていきたいと志すきっかけになりました。

介護施設での診療で知った『歯が悪くなる前の治療』の大切さ

日中は患者様の治療を行い夜は大学院での基礎研究と忙しい日々を過ごす中で、介護施設に伺って歯科診療を行う期間がありました。介護施設でたくさんの高齢の患者様を診させていただく中で、お口の健康レベルと患者様の健康寿命との間には、強い関連性があるのではないかと感じるようになりました。
介護施設で私が診療した患者様のうち、歯があまり残っておらずお口の健康状態が良くない患者様ほど、認知や意識レベル、生活行動レベルが低い傾向がありました。

そしてそのような患者様に対して、口腔清掃をすること以外には何もできなかったことに、とても歯痒い思いをしました。 この経験から、患者様のお口の健康状態が悪くなってしまう前に、歯科医師としてできることがあるはずだという思いが芽生えました。私が専門的に学んできた義歯は、口腔状態が悪くなってしまった患者様を救うことに長けた治療です。口腔状態が悪化する前に原因を解決するためには、義歯だけでなくもっと色々な治療に精通する必要があると考え、より幅広い歯科治療へと精通するきっかけになりました。

山本先生・大森先生に師事した勤務医時代

介護施設での経験を経て歯が悪くなる前の治療の大切さに気付き、そのためにはどのような治療が必要か勉強していくと、『この治療を行えば大丈夫』という特定の治療は存在せず、虫歯治療や根管治療、歯周病治療、予防歯科、補綴やインプラントなど、ありとあらゆる治療に精通する必要があることを痛感することになりました。

それがわかってからは、私の得意な診療をより探求するのはもちろんのこと、苦手な診療を作らずに患者様が必要とするありとあらゆる治療ができるようになることが大切だと考え、更に努力をしてまいりました。当時の私は入れ歯(=すでに歯を失ってしまった人向けの治療)を専門としていたため、歯を残すための治療はあまり得意としておらず、特に歯周病治療や根管治療には苦手意識を持っていました。
そこで、苦手意識を払拭し歯を残す治療を行うために、大学院卒業後は山本信一先生に師事し、山本歯科クリニックで勤務医として務めさせていただきました。さらに、休日に開催される様々な研修会や、診療後に開催される勉強会にも積極的に参加し、知識、技術を習得しました。おそらく口腔外科領域の治療(腫瘍切除、顎切りなど)以外は全ての治療を経験し、それらを患者様の歯を長く持たせることに活かすことができていると思います。
山本歯科クリニックでは最終的には副院長の大役を務めさせていただきました。このことは、私が患者様の大切な歯を残すための治療を高い水準で行えるようになったことの証明でもあると思っています。
また私が元々得意としていた補綴の治療は、補綴治療の第一人者である大森有樹先生に師事し、大森歯科医院で週に1回の非常勤勤務をさせていただきながら、より高いレベルを目指して研鑽しました。もともと得意としていた入れ歯だけでなく、インプラントやインプラントを併用した全顎治療など、さまざまなことを学ばせていただき、現在の私の臨床のスタイルを確立するに至りました。

日本の歯科治療に対して感じた危機感

歯科医師としての経験豊富になり、できることが増えれば増えるほど、現在の日本の歯科治療に対してを疑問を抱くようになりました。現在の日本の歯科治療は、対症療法としては優れていますが、対症療法では根本的な原因の解決ができないことが多いという問題を抱えています。

わかりやすい例だと、虫歯になった患者様には虫歯の箇所を削って詰め物をしますが、虫歯になる原因を見つけられていなければ、何度も虫歯が再発したり新しい虫歯ができてしまい、その度に歯を削って治療を繰り返すことになります。患者様の食生活や生活習慣など、虫歯ができてしまった原因に着目しなければ、いくら虫歯を削って穴を埋めてもそれは根本解決にならないのです。

病気になった原因、歯を失った原因を解決していない治療では、同じ問題が再発したり、治療結果が長持ちせずに再治療を繰り返すことになります。実際に日本人の歯の残存率は先進国の中でも遅れをとっています。恩師の山本先生や大森先生のように、このような日本の歯科治療の問題を私自身の手で解決したいと考えるようになり、この度の開業を決意しました。

当院ではこのような日本の歯科治療の問題を解決するために、根本的解決型医療を行なっております。

当院の志す根本的解決型医療と全顎治療への取り組み

当院では日本の歯科治療の問題に対処するために、根本的解決型医療を行っています。根本的解決型医療とは、患者様一人ひとりの歯の問題を『なぜ歯が悪くなってしまったのか?』という根本から考え、歯が悪くなってしまった原因に対してアプローチする治療です。現在の日本の歯科治療のように対症療法的になるのではなく、根本原因に対してアプローチすることで、再治療を繰り返さず治療結果を長期維持することが可能となります。

そして根本的解決型医療を実現するために、当院では『全顎治療(フルマウス治療)』に取り組んでおります。全顎治療とは、虫歯治療や歯周病治療、矯正歯科や噛み合わせの治療、インプラントや入れ歯といった補綴治療など、あらゆる歯科治療を駆使してお口の中をトータルで扱う治療方法です。

たとえば詰め物が取れてしまった患者様を診る際に、詰め物をもう一度くっつけるだけでなく、なぜ詰め物が取れてしまったのか?という原因に着目します。詰め物の精度や噛み合わせに問題があったのかと考えていくことで、詰め物が取れてしまった根本的な原因に辿り着きます。そして詰め物をしている歯以外の問題、たとえば噛み合わせが原因で詰め物が外れているのであれば、全顎治療を行います。

全顎治療では、お口の中をトータルで診断することで、患者様の抱えている問題の根本原因に対してアプローチすることができるのです。

当院の診療理念”bonafide dentistry”について

根本的解決型医療を実現するために、当院ではbonafide dentistry(患者様一人ひとりにとって、適切で良心的かつ誠実な歯科医療)という考え方を重要な理念として掲げています。
たとえば患者様が『インプラント治療をしたいです』といってご来院くださった時、患者様はインプラントを顎に埋め込みたいから来院したわけではありません。

患者様は失った歯の替わりとなる、『しっかりと噛める機能』を求めてご来院してくださっているのです。患者様の考えが『インプラント』に辿りついた理由に目を向けて、患者様の真のニーズを汲み取ることで、本当に患者様にとって適切な治療とは何か?(つまりインプラント以外にも適した治療があるのではないか?)ということを考えることができます。
患者様の本当のニーズに目を向けて、患者様のニーズに沿った適切な治療を行う。それがbonafide dentistry(患者様一人ひとりにとって、適切で良心的かつ誠実な歯科医療)という考え方です。
そしてbonafide dentistryを達成するためには、Longevity(歯を長く持たせる・治療結果を長期的に維持する)という考え方も重要です。歯科医師として適切な治療を行い、残っている組織や歯を保全し、口腔機能の回復や向上を図ることは、患者様の期待からすれば当然です。その状態を長期に維持することこそが、Longevityの考え方です。ただ単に治療をするだけ、綺麗な見た目にするだけではなく、長期的に結果が維持されて医学的にも優れた状態を保てるような治療を目指しています。
当院では私がこれまでに培った知識、技術を発揮できる環境を整え、一人ひとりの患者様に適切で、良心的かつ誠実な歯科医療を提供する(Bonafide Dentistry)という理念のもと、根本的解決型医療の実践により治療結果の長期維持(Longevity)を達成していきたいと考えています。

全顎治療を行なった患者様とのエピソード

私が勤務医をしていた頃に診察した患者様で、治療に対して凄くネガティブで後ろ向きになってしまった女性の患者様がおられました。
これまで他院で悪い箇所が見つかるたびに治療を行い、しばらく経つと新しく悪い部分が見つかってしまうという再治療の繰り返しで歯科治療に対してもネガディブになってしまったそうです。お話を伺って根本的解決型医療によって救える患者様だと強く感じ、全顎治療でトラブルを繰り返さない口腔環境を作るご提案をしました。

全顎治療はお口全体の治療を行なうため、どうしても長い期間がかかってしまいます。治療の最中はやはり歯科治療にネガティブになっていることもあり、『治療期間が長くて辛い』『インプラントして本当に大丈夫なの?』と不安な気持ちやちょっとした愚痴を漏らされていました。しかし治療が進みお口の状態が良くなる実感が出てきたことからは徐々に治療に対してポジティブになってくださいました。
治療が完了した際には本当に喜んでくれて、『ネガティブで愚痴っぽい私を最後まで引っ張ってくれてありがとう。先生が引っ張ってくれなかったら途中で治療を投げ出してしまったと思います。最初は辛かったけれど、本当に治療してよかった。』とお礼を言ってくださった時はすごく嬉しかったですね。
こちらの患者様は私が勤務医を辞めて開業するまで、定期的なメンテナンスにも欠かさず通ってくれています。全顎治療は確かに時間がかかりますが、治療の成果を患者様に実感していただきやすいと思います。治療に満足していただければ、その後の定期的なメンテナンスにもきちんと通ってくださるので、メンテナンスも含めて患者様と長く関われる全顎治療は私にとっても本当にやりがいのある治療です。

原因追究とリスク分析によって適切で良心的な治療を提供します

私はこれまでさまざまな歯科治療について学び、ほとんどの症例にベストな治療を施せるようになったと自負しております。しかし全ての患者様に最も良い治療を行えるわけではなく、さまざまな制限がある中で治療を選択せざるを得ないケースも少なくありません。

例えば、経済的な問題でご予算に制限があり、行える治療が限られてしまうというケースは、多くの方にとって身近な問題だと思います。また全身疾患の影響で外科手術を伴う治療はできないという方や、元々の顎の形態の問題でインプラントができないという患者様など、歯科治療にはさまざまな制約が存在します。そしてこういったケースこそが、私の腕の見せ所でもあると思っています。

ベストな治療・理想的な治療が何らかの制限によってできない場合には、原因追究とリスク分析が非常に重要になります。患者様の歯の問題の根本原因の解決のための治療や、将来的なリスクを抱えた歯の治療を優先して行うことで、限られたご予算などの制限がある場合でも最善の治療を行えると考えております。そしてこれこそが、当院が大切にしているBonafide Dentistry(患者様一人ひとりにとって、適切で良心的かつ誠実な歯科医療)の考え方なのです。

当院はご来院いただく全ての患者様に、一人ひとりの患者様に適切で、良心的かつ誠実な歯科医療を提供する(Bonafide Dentistry)という考え方をもって治療を行ないます。制限があってもその中でベストを尽くす提案を行い、患者様が『先生に治療してもらってよかった』と笑顔になれる未来を目指します。

現在歯のトラブルを抱えている方や、これまで何度も再治療を繰り返してきた方、治療の繰り返しを終わらせたいという方は、ぜひ当院にお問い合わせください。

研修実績

2015年 SJCDベーシックコース 26期 修了
石井歯内療法研究会
日本臨床歯科補綴学会 咬合構成の7要素による実践的ワックスアップコース 修了
2016年 藤本研修会ペリオ・インプラントコース 21期 修了
Nobel Biocare インプラントベーシックコース 修了
Nobel Biocare インプラントメンターコース 修了
2017年 臨床咬合補綴治療計画 29期 修了
JIADS補綴コース 修了
2018年 ADPR インプラント定位置埋入コース修了 DSJ 治療計画のサイエンス&アート第1期修了 大森塾 7期 GPOレギュラーコース6期修了
2019年 SPS Implantコース5期修了(E.P.I.C)
大森塾ADPRコース修了(インプラント周囲の軟組織マネージメントコース)
2020年 EPICペリオインプラントコース14期修了
GPOアドバンスコース修了
大森塾ADPRコース修了(咬合・力・顎関節症への実践的アプローチコース 、治療手順コース)
2021年 明石矯正研修会ベーシックコース35期修了
明石矯正研修会アドバンスコース2級修了
大森塾ADPRコース修了(インプラント補綴コース)
2022年 明石矯正研修会アドバンスコース3級修了
5-Dアドバンスコース14期修了

執筆論文

  • Revisiting the supratrigeminal nucleus in the rat.
    Fujio T, Sato F, Tachibana Y, Kato T, Tomita A, Higashiyama K, Ono T, Maeda Y, Yoshida A.Neuroscience.
    2016 Jun 2;324:307-20.
  • Orofacial proprioceptive thalamus of the rat.
    Yoshida A, Fujio T, Sato F, Ali MS, Haque T, Ohara H, Moritani M, Kato T, Dostrovsky JO, Tachibana Y. Brain Struct Funct.
    2017 Apr 5.
  • Direct projection from the lateral habenula to the trigeminal
    mesencephalic nucleus in rats.
    Ohara H, Tachibana Y, Fujio T, Takeda-Ikeda R, Sato F, Oka A, Kato T, Ikenoue E, Yamashiro T, Yoshida A. Brain Res.
    2016 Jan 1;1630:183-97.

再治療を繰り返す患者様は少なくありません。
問題には必ず原因があります。
「なぜ歯が悪くなってしまったのか?」
一緒に考えてみませんか?