インプラントを守る(遊離歯肉移植術)

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インプラント治療 2024.3.21

皆さん、こんにちは。藤尾歯科・矯正歯科医院の院長、藤尾です。

歯を失うということは、歯だけではなく、歯を支えていた組織(骨や歯茎)も同時に失うことになります。

歯を失ったので、ただ単純にインプラントをすれば終わりというケースは実はそんなに多くはないのです。

インプラントをするにあたっては、失った組織の回復も併せて行う必要があることの方が多いのです。

インプラントの処置と同時に行うこともあれば、インプラントの処置後に追加で行うこともあります。

失った歯茎の回復(造成)は術後のメインテナンスのしやすさに影響します。

インプラント周囲の角化歯肉の重要性については、近年、エビデンス(科学的根拠)として確立されてきています。

つまりは、インプラントの長期安定にとても重要な要素なのです。

当院では、他院で埋入したインプラントについても見させていただきます。

どうぞ、お気軽にご相談ください。

症例:

インプラント周囲にプラークが停滞しやすい環境はインプラントの長期安定に影響します。

症例概要

T・M様
主訴インプラント周囲の歯肉は腫れている(メインテナンス期間中)
年齢62歳
治療内容インプラント周囲への遊離歯肉移植術
期間2ヶ月
費用7万円
治療のメリット・インプラント周囲の清掃環境を整える ・インプラント周囲に角化組織を作り、
 インプラント周囲の骨を守る
治療、治療後の
リスク
・採取した歯肉の性状がそのまま残るため、審美的に劣る
 (臼歯部であれば問題ないことが多い)
・二箇所の外科処置が必要