私が開業を決意した理由

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歯科コラム 2023.9.2

大阪大学歯学部を卒業し、その後、同大学附属病院で研修を受け、大阪大学歯学部附属病院の咀嚼補綴科(義歯科)での勤務経験があります。

日中は患者様の歯科治療に従事し、夜は大学院での基礎研究に取り組むという大学院生活を送りました。

この期間中、介護施設で歯科診療を行う機会があり、口の健康状態と患者様の認知能力、意識レベル、生活行動に関連性を感じました。歯が健康でない場合、患者様の認知能力や生活レベルが低下することに驚きました。しかし、すでに治療は難しく、口腔清掃以外にできることが限られていました。お役に立てることが少なく、悔しい思いをしました。

この経験から、歯科医師として、患者様が口腔健康を失う前にできることがあるのではないかと考え、自身の臨床アプローチを見直すことにしました。

大学院を卒業後、現在の勤務先である院長(山本信一先生、大森有樹先生)に師事し、自身の臨床哲学を築いてきました。

歯や口腔機能を保全し、長期的な健康を維持することの重要性に気付き、診断力と治療技術の向上に尽力しています。休日には研修会や勉強会に積極的に参加し、幅広い治療経験を積みました。

これまでの知識と技術を活かし、患者様に対して適切で誠実な歯科医療を提供し、治療結果の長期維持を目指しています。

現代の日本の歯科医療が対症療法に偏りがちであることを危惧し、病気や歯の喪失の根本的な原因に焦点を当て、根本解決型医療を提案します。

患者様の真のニーズに応えるため、開業を決意し、口腔および全身の生活の質(QOL)向上に貢献したいと思っています。