前歯部(犬歯)のセラミック治療の症例

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セラミック治療(被せ物) 2024.7.20

前歯に大きな虫歯になってしまった場合の修復方法として、被せ物で対応することがございます。

前歯は目立つ場所ですので、セラミックの被せ物が好まれることが多いかと思います。

保険で取り扱われているレジン前装冠は、色調の再現性に乏しく、天然歯のような透明感が再現できません。(下の写真参照)

それに比べて、セラミックは色調の再現性が高く、天然歯特有の透明感を出すことができます。

これは使用材質そのものの差が大きいので、前歯においてはセラミック治療が第一選択となることは仕方のないことではあります。

しかしながら、セラミック、レジンの材質の違いに関わらず、被せ物などの修復治療において大事なことは審美的なことだけではなく、生物学的な安定です。

セラミックやジルコニアと呼ばれる材料は生体親和性が非常に高く、被せ物周囲の歯茎(歯肉)と調和し、健康的な歯肉を保つことができます。

それらも含めてトータルで審美的な治療の達成と言えると考えています。

つまり、被せ物は歯肉の健康を保つと同時に、周囲の天然歯ともよく馴染み、調和しているのが審美と考えております。

当院では、診査や診断に時間をかけ、色の再現だけではなく、周囲の歯肉の健康も考えた長期的に安定する施術を心がけております。

どうぞお気軽にご相談ください。

監修者情報

歯科医師:藤尾隆史

院長:藤尾隆史

  • 2003:私立高槻高校卒業
  • 2010:大阪大学歯学部卒業
  • 2015:大阪大学大学院歯学研究科顎口腔機能再建学講座 有床義歯補綴
  • 2016~2024:山本歯科クリニック 入職 
  • 2017~2024:大森歯科医院 非常勤勤務
  • 2024:藤尾歯科・矯正歯科医院を開業