歯肉退縮の治療(結合組織移植とは)
歯肉退縮治療
2024.4.16
歯肉退縮を改善する治療法に、歯肉移植を併用した根面被覆術があります(結合組織移植といいます。)
つまり、どこからか、不足している分の歯肉を持ってくるわけです。
では、どこから持ってくるのか・・・
多くは口蓋(上顎の内側)から歯茎を採取します。
口蓋の歯茎は丈夫で、質が良く、移植する歯茎としてはとても最適です。
その良質な歯茎を患部に移植します。
では、もう一つの疑問がありますよね。。
採取したところの歯茎は大丈夫なの??という疑問です。
結論からお伝えしますと、安心してください。大丈夫です。
口蓋の歯茎は約半年程(自覚症状は1ヶ月程度で回復します)で元に戻ると言われています。組織学的にはやや目減りしていますが、はっきりわかるほどではありません。
処置部位が二箇所になる処置で、術後の注意事項はありますが、決してハードルの高い処置ではありません。
お気軽にご相談ください。
症例概要
T.K様 | |
主訴 | 歯茎が痩せてきている |
年齢 | 38歳 |
治療内容 | 歯肉移植術を併用した根面被覆術 |
治癒期間 | 約2ヶ月 |
費用 | 外科手術:¥70000 |
治療、治療後のリスク | ・手術部位が二箇所になる。 ・採取部位は出血が出やすい |
監修者情報
院長:藤尾隆史
- 2003:私立高槻高校卒業
- 2010:大阪大学歯学部卒業
- 2015:大阪大学大学院歯学研究科顎口腔機能再建学講座 有床義歯補綴
- 2016~2024:山本歯科クリニック 入職
- 2017~2024:大森歯科医院 非常勤勤務
- 2024:藤尾歯科・矯正歯科医院を開業
〒618-0022 大阪府三島郡島本町桜井2-15-8 2F