歯茎が痩せてきた原因と治療

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歯肉退縮治療 2023.9.24

歯肉退縮という進行性の病気(痩せてきた歯茎)に対する処置について術前、術後を見て頂きたいと思います。

患者様は徐々に歯茎が痩せてきて、このまま歯が抜け落ちるのではないかと心配されていました。

しみるという症状もあり、余計に不安になっていたのだと思います。

なぜ歯茎が痩せていくのか?

歯の根本を支えている骨や歯茎が薄いことが根本的な原因です。特に下顎の前歯はとても薄いです。

薄い歯茎に、強いブラッシング圧がかかったりすると歯茎が退縮していきます。

矯正治療などで、歯を外側に動かすことで、歯茎や骨が薄くなってしまう場合があり、結果的に歯茎が痩せてきたりもします。

歯はこのまま抜けてしまいますか?

歯が抜けることはまずありません。(歯周病は除く)

しかしながら、徐々に進行していきますし、進行すると、しみる症状や、虫歯のリスクが高くなります。

ですので、早めに手を打っておいた方が良いというのも事実です。極度に進行すると、回復することは難しくなります。

対策方法

まずはこれ以上歯肉退縮を加速させないように、原因となっている歯ブラシ圧を改善するなどが必要です。

しかしながら、それだけでは歯茎は元には戻ってくれません。

根本的な原因は歯茎や骨が薄いからだからです。

ですので、痩せた歯茎を回復すると共に、薄い歯茎の質を分厚い状態に改変してあげる処置が必要になります。

根面被覆術(結合組織移植術の併用)

上顎の内側から歯茎を採取し、退縮した歯肉に移植するといった手法です。

結合組織移植を併用した根面被覆術といいます。

2箇所手術しますが、得られる結果は劇的です。

見た目が改善するだけでなく、歯茎がやせて歯がしみるといった知覚過敏症状も改善しました。

症例概要

H.T様
主訴歯茎が痩せてきている
年齢39歳
治療内容歯肉移植術を併用した根面被覆術
治癒期間約2ヶ月
費用外科手術:¥70000(税別)
治療、治療後のリスク・手術部位が二箇所になる。 ・採取部位は出血が出やすい

監修者情報

歯科医師:藤尾隆史

院長:藤尾隆史

  • 2003:私立高槻高校卒業
  • 2010:大阪大学歯学部卒業
  • 2015:大阪大学大学院歯学研究科顎口腔機能再建学講座 有床義歯補綴
  • 2016~2024:山本歯科クリニック 入職 
  • 2017~2024:大森歯科医院 非常勤勤務
  • 2024:藤尾歯科・矯正歯科医院を開業