当院の特徴・コンセプト

当院のコンセプト

根本的解決型医療の実現を目指します

歯科治療は『原因療法』と『対症療法』に分けることができます。原因療法とはトラブルが起こった原因そのものを取り除く治療、対症療法とは今起きている症状を改善する治療です。そのため対症療法を行うといったん症状は改善しますが､同じようなトラブルが再発する可能性が残ります。

残念ながら現在の日本の一般的な歯科治療の大半は『対症療法』です。対症療法のレベルそのものは年々高まっていますが、根本的な原因の解決ができないことが多いという問題は残ったままです。

わかりやすい例だと、虫歯になった患者様の虫歯を削って詰め物をするのが、対症療法です。虫歯になる原因を見つけられていなければ、何度も虫歯が再発したり新しい虫歯ができてしまい、その度に歯を削って治療を繰り返すことになります。患者様の食生活や生活習慣など、虫歯ができてしまった原因に着目しなければ、いくら虫歯を削って穴を埋めてもそれは根本解決にならないのです。

病気になった原因、歯を失った原因を解決していない治療では、同じ問題が再発したり、治療結果が長持ちせずに再治療を繰り返すことになります。実際に日本人の歯の残存率は先進国の中でも遅れをとっています。私がこれまで勤務医を務めさせていただいた歯科医院では、このような日本の歯科治療の問題を嘆き、対症療法から原因療法へのシフトを目指されていました。そして私もこのような問題を、私自身の手で解決したいと考えるようになり、当院を開業いたしました。

当院ではこのような日本の歯科治療の問題を解決するために、根本的解決型医療と銘打って、患者様の歯のトラブルの根本原因を解決するための治療を行なっております。

リスク分析・原因追究による根本原因へのアプローチ

また治療の長期的な予後の安定を実現するために、リスク分析も重要です。治療を行なった箇所だけでなく、患者様の歯列が潜在的に抱えるリスクまで分析し、リスクが高い箇所から対処を行います。患者様一人ひとりの口腔内の状態や抱えられているリスクを、院長と歯科衛生士が共有し、治療が終わった後の定期的なメンテナンスでも患者様ごとに異なる対応をしていくことで、トラブルが再発しにくく長期的に予後が安定する治療を実現しています。

患者様と一緒に最適な治療を考えます

このようなご質問や不安の声を患者様からお伺いすることは、少なくありません。これまで他院で満足のいく治療を受けられなかった患者様が、歯科に対してネガティブなイメージを持ってしまうのは仕方ありません。歯科医院で説明を理解するまもなく、よくわからないうちに歯を削られて詰め物を詰められていたという患者様もおられます。

当院では患者様への問診と検査を丁寧に行い、徹底的に患者様に寄り添った治療を行います。患者様の抱えている歯の問題を検査によって正確に判断し、治療の選択肢をしっかりと患者様にご提示した上で、ご納得いただいた上で治療を行います。

当院にご来院くださった患者様には、治療が終わったときに笑顔でお帰りいただきたい。当院に来て良かった、藤尾先生で良かったと思っていただきたい。その一心で日々の診療を行なっております。

患者様の大切な歯をできる限り残すための治療

根管内の問題によって抜歯宣告されてしまった方のための精密根管治療、歯周病によって歯の支えが弱ってしまった患者様のための歯周組織再生療法など、患者様の大切な天然の歯を守るためのさまざまな治療オプションをご用意しております。

一度抜歯宣告されてしまった歯を残すのは本当に難しい治療で、患者様にも定期的な通院などご協力いただく必要があります。わたしたちと一緒に一歩一歩治療をすすめて、大切な歯を少しでも長く持たせましょう。

また、残念ながら歯の保存が難しい場合であっても、『残った歯を守る』ための複数の治療プランをご用意しております。

残った歯を少しでも守るためのインプラント・入れ歯治療

一般的に『インプラント』や『入れ歯』の治療は、歯を失った箇所を補うための治療としてのイメージが強いと思いますが、当院ではこれらの治療を『残った歯を守るための治療』だと考えています。

歯を失う前後では、歯列が本来よりも少ない状態で噛み合わせの負荷を受けるため、残っている歯を歯を失う前よりも大きな負荷を受けることになります。そうすると残っている歯が悪くなるペースが早まりどんどん歯を失ってしまう可能性があります。最初に失った歯が、まるでドミノの1枚目だったかのように、残った歯も連続して悪くなってしまうのです。

周囲の歯に負担をかけずに単独で植立するインプラントや、たわみが生じない精密な入れ歯は、失った歯を補うだけでなく、残った歯を守る役割も果たすことができます。

なるべく歯を失わないための治療、そして歯を失ってしまった方の残っている歯を守る治療。どちらも高い水準でご提供できる体制があることで、どのような患者様にも満足いただける医療を提供できると考えております。

bonafide dentistry
患者様一人ひとりにとって、適切で良心的かつ誠実な歯科医療

全ての患者様に対してベストな治療を行うことができるのが最善ですが、実際には患者様のご予算などさまざまな制限があるため、行える治療が限られるケースは少なくありません。

このようなケースを、医療ローンで無理やり治療したり、患者様の経済的な負担を無視して治療を進めれば、確かにベストな治療ができるのかもしれませんが、それは良心的かつ誠実な歯科医療ではないと考えています。

患者様のご予算などさまざまな制約の中で、患者様の主訴が起きている原因を分析し、治療の優先度を決めるためのリスク分析を行うことで、制約がある中での最も良い治療を選択することができます。

当院はご来院いただく全ての患者様に、一人ひとりの患者様に適切で、良心的かつ誠実な歯科医療を提供する（Bonafide Dentistry）という考え方をもって治療を行ないます。制限があってもその中でベストを尽くす提案を行い、患者様が『先生に治療してもらってよかった』と笑顔になれる未来を目指します。

現在歯のトラブルを抱えている方や、これまで何度も再治療を繰り返してきた方、治療の繰り返しを終わらせたいという方は、ぜひ当院にお問い合わせください。